東大推薦入試の結末 - 制度

スマホで表を見る場合、画面を横向きにし、必要ならPCビューにしてください。

 東大が推薦入試を導入するということでマスコミが騒いでいたようなので、私なりにコメントをしておきます。推薦入試の内容を見ると結末が読めてきます。

学部
人員 10 10 10 5 5 30 10 10 5 5 100
  • 推薦条件
    • 校長推薦、各校男女1人ずつ最大2人、別学校では1人のみ
    • 学部単願(併願不可)、センター試験必須、(合格後辞退禁止)
  • 選抜方法
    • 第1次選考、書類(合格公開11月下旬)
    • 第2次選考、面接(合格非公開100人に絞る)
    • センター試験、第二次選考合格者のうちセンター8割得点(最終合格2月)
  • そのほか
    • 法学部では該当校で上位5%に在籍していることを推薦条件
    • そのほかの学部では特に制限なし。極論を言えば学校最下位でも推薦可
    • 明文化はされていないが、学部が直接推薦募集するため、教養課程での進振りの免除と制約がある模様。

進振りについて

 文学部、工学部、農学部、理学部は、教養課程での平均点により、高得点者から専門課程での希望学科を選べますが、この制度だと、推薦入学者の得点により、どこに割り振るかで不公平感がでる可能性があります。特に、理学部は例年どこの学部も人気で希望者全入状態にはなりませんので、教養課程でオールC&追試合格の生徒が物理学科を志望した場合の扱いが不明です。