うろ覚えのドラマ評『素直な戦士たち』 - 姉妹

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※この記事は10月5日に書いています。

※私がこのドラマを見たのは中学生のときで、中学生の認知で理解した記憶で書いています。記憶から抜け落ちた重要な部分、ほかのドラマと混同した部分があるかもしれませんが、とにかく、ドラマ評を書いています。

 このドラマが原作と違い、内容の幅が広がったのは、この姉の存在だと思います。本当に、うろ覚えなのですが、確か、主人公と主人公の姉は、何らかの小さな自営業の家で生まれた姉妹で、姉が家業を継ぎ、妹である主人公はサラリーマンの妻として専業主婦になったという設定なのでしょう。
 姉は、学問なんて恐れ多い、身の丈にあった生活をしようという価値観です。また、自分の子供に対しても、勉強なんて必要ないと考えています。一方、妹のことは、教育ママとしての行き過ぎをたしなめながらも、妹の長男が東大に合格することを純粋に応援しています。一族から東大が出ることは自慢でもあるかのようです。
 原作と違い、主人公の近親者として、受験そのものを外部から眺める役を登場させたのは、視聴者にとって感情移入がしやすかったと思います。
 ただ、残念なことに、当時、私は中学生だったので、大人の姉妹間でやりとりされる感情の機微がわかりません。この二人の間に、私が読み取れなかった葛藤もあったのでしょう。