早慶に合格しながら入学辞退した人たち

 それは国立大学に合格したからでしょう。もともと複数合格の人は必ずどれかは辞退しなければならないし、合格しても浪人するひともいる。いや週刊誌が調べるでしょう。いろいろ意見はあると思いますが、実際の一般入試でどれだけ辞退者がいるか見てみましょう。

 まず、東大早慶進学率の定義から、モデル化した進学者数を出します。(数字は2012年)

  • 東大進学者数=東大合格数=3108
  • 慶大進学者数=慶大合格数−東大合格数=8797−3108=5689
  • 早大進学者数=早大合格数−慶大合格数=18372−8797=9575

 ところが、実際の進学者数は、それぞれ、3316名、6583名です。モデル値と実数値の差を出すと、(5689−3316)+(9575−6583)=5320です。

 次に、首都圏で早慶を辞退して進学する国立大学は東大を除けば大半が次の5つです。

一橋大 東工大 医歯大 お茶大 外語大 合計
入学者数 958 1083 304 518 818 3681

 モデル値と実数値の差5320名から3681名を引くと、1639名です。この1639名が多いか少ないかは各自の判断です。

入学者数 累計 備考
東京大学 3108 3108
難関5国立大学 3681 6789
慶大一般入学者 3318 10107 慶大一般合格数 8797
早大一般入学者 6583 16688 早大一般合格数 18372


 この16688という数字は、早大一般合格数の18372と1割程度しか違いません。実はこの数の類似性は偶然ではなく必然です。早大は十分な入学者を確保するためには、東大+一橋+東工大+医歯大+お茶大+外大と慶大の一般進学者数を上回る合格数を出さなければ、定員を充当できないという意味でもあります。